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パーキンソン病とグルタチオン点滴

パーキンソン病とグルタチオン点滴


パーキンソン病の症状


@ 手足の震え(振戦、硬直、動作緩慢や姿勢の異常)
A 振戦は静止時に強く、運動時には軽減する。
B 動作が緩慢となり、歩行時の一歩が出にくくなり、椅子からの立ち上がりなどが困と  なる。  
C 病状が進行すると歩行時の姿勢は前かがみで小刻み歩行となる。
D さらに進行すると嚥下障害も出現し、ベッドでの寝返りも困難となる。
 
パーキンソン病の標準的治療法


パーキンソン病は大脳基底核の線条体という部位でのドーパミンの不足が原因であることが判明しており、それに基づいてL-dopaというドーパミンを補うようなお薬が標準的です。
しかしながら、こうしたお薬も効果の持続が困難で年を経るにつれて     進行は免れないのが現状です。   
パーキンソン病とグルタチオン


    グルタチオンは脳にとって最も重要な抗酸化物質の一つであり、
    脳をさまざまな有害物質から守る役割を担っています。

パーキンソン病の患者の脳内においてこのグルタチオンが減少していることが解っています。
この事実をもとにイタリアのSassari大学のチームが実際にパーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ症状の著明な改善が見られました
米国においてはDr.Perlmuterがこの治療法を積極的に行い非常に有効な治療であると報告しています。そして、現在では南フロリダ大学で臨床研究が進行中です  

グルタチオン点滴療法

日本ではすでに40年も前からグルタチオンをつわり、自家中毒、妊娠中毒、     薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用してきました。
副作用の少ない安全性の高い薬剤で、薬の副作用の治療にも使われるくらいです。

なおアメリカでは抗がん剤の副作用によるしびれ(末梢神経障害)、閉塞性動脈硬化症など様々な疾患の治療に使われています。

パーキンソン病には一回800mgから始めて徐々に増量し、通常は         1400-1600mgを点滴で投与します。
この投与量は通常の数倍になります。頻度は週に1〜3回、約3ヵ月間行います。
病状の改善が認められば、その後は維持プログラムとして週に1−2回のペースで行います。  
有効率は40〜60%で劇的に効く場合もあれば全く効果のない場合も有ります。

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